志望校はどうやって決めたらいい?
どうして中学受験しようと思ったのか。それは、子供が行きたいと思った学校があったからでしょう。
もちろん、その学校が志望校になってくれるといいのですが、実際にはそんな事も言っていられません。親が行って欲しい学校もあるでしょうし、子供の現在の学力もあるものです。そして、何より一番重要なのが、子供と学校との相性です。
私立中学校の場合、独特の校風や教育理念を持っている学校がたくさんあるのです。活発な性格の子供が生活(変わらないことの繭り返しに思えても、実はそれが一番重要なのかもしれません)指導の厳しい学校に行っても窮屈なだけでしょう。
スポーツが好きな子どもが、上品な文化系の学校に行っても自分の好きな事が出来ないになるものです。子供の性格をよく理解した上で、学校説明会等に頻繁に足を運び、その学校を慎重に調べる必要がありますね。また、「あの学校の制服が素敵だから」と言った単純な理由で志望校を決定してしまうと、入学してからこんなはずじゃなかった、と後悔する恐れもあります。その為にも、必ず子供と一緒に学校見学や調査を行ってください。
以上のような事を考慮しながら志望校を決めていきますが、早期に決める必要はありません。ただ、5年生ぐらいまでには数校の候補を出せるようにしておくと、志望校への対策にも十分時間を掛ける事が出来ます。志望校を決めることで、さらに勉強する意欲が出てくる子供もいる事でしょう。最初の動機はどうであっても、まずは子供の意見にも耳を傾けてあげて下さいね。
私立中学と公立中学の授業料
子供が私立中学を受験したいと言い出した場合、毎月の授業料が公立の学校とどのくらい違うのか気になりますよね。
ちなみに、平成23年度の都内182の私立中学校の授業料を平均した結果は、年間で44万9656円です。つまり、月で計算すると、私立中学校の授業料は約3万8000円んですね。授業料の他にも、入学の時には入学金が20〜30万円、施設維持費や諸経費等は年間で4、5万円ほどかかってしまいます。
中学校が自宅から遠いケースも考えられますので、更に毎月の交通費も必要になるはずです。次に、公立中学のケースですが、もちろん、授業料や教科書代はタダです。授業料と言う名目での費用は掛かりないでしょう。けれど、給食費や遠足費等に月数千円は必要となるでしょう。このように、私立中学と公立中学の授業料にはかなりの差がありますが、忘れてはならないのが塾の費用です。公立中学からあるていどのレベルの私立の高校を受験する場合、公立の学校では授業時間が少ない為に、どうしても塾通いが必須となります。
通う塾のレベルや回数、また、外部模試や夏期・春期講習を受けるかどうかによっても異なるようですが、もしかすると私立中学の授業料以上の費用が掛かってしまう可能性もあります。このように考えると、授業料だけで志望する中学校を決めてしまうのではなく、将来の子供の進路を含めて考慮する必要があるのかも知れませんね。行政書士
中学受験を途中で止める子も多い
中学受験を途中で止める子も多いといわれていますが、本当なのでしょうか?
結論からいうと本当です。
小学4年生くらいから始めて、受験目前の6年生になって止めてしまう子も多いと思います。その理由として一番大きいのは、ストレスです。勉強漬けの毎日なので、他の子供たちみたいに自由に遊ぶことができません。
また、試験が目前に迫ると合格しないといけないというプレッシャーが一層強くなるため、止めてしまう子も多いのです。
さらに、受験勉強をしていたとしても偏差値やテストの点数が常に気になり、精神状態が乱れてしまう子もいます。
保護者の方からすると、中学受験を途中で止めてしまうのはもったいないと思うので、なにがなんでも長く続けて欲しいと考えるはずです。
しかし、一番大事なのは本人の気持ちです。本人が中学受験をしたくないのであれば、ムリヤリさせる必要はありませんし、させてはダメです。仮に説得して受験勉強を再開したとしても、嫌々勉強しているようだと合格することは困難なものです。
行政書士
中学受験に失敗するのは親のせい?
中学受験に失敗したら自分のことを責める親も多いです。しかし、自分を責める必要はないですよね。
だからって子供が悪いわけでもないです。
単純に実力が足りなかっただけなので、誰のせいでもありません。そのために、自分を責めたり、こどもを責めるのは絶対にやめてください。
失敗を糧にすればいいだけなので、後悔したり、落ち込むよりもこの失敗をどう今後に繋げるのかやこれからどうするのかを子供と一緒に思う人が先決です。ただ、知らず知らずのうちに親が子どもの勉強を邪魔してしまうケースがあるので注意してください。
既に十分な勉強(効果を定着させるためには、繭り返し復習することが大切です)量をこなしているのにも関わらず、さらに勉強をさせようとするのはNGです。これでは休む暇もないでしょうし、ストレス(元々は物理学用語で、カナダのハンス・セリエ博士の論文により、医学用語としても使われるようになったそうです)もどんどん溜まっていきます。
成績が上がるどころか下がる可能性もあります。
塾に通っているのであれば、あまり親が出しゃばらない方がいいかもしれません。また、モチベーション(やる気を出すための動機付けのことをいいます)を下げる言葉やプレッシャー(跳ね返せる人だけが成功できるといっても過言ではありません)を与える言葉(同じことでも言う人によって、また、聞く人によってかなり受け取られ方が畭なるものです)をかけるのもやめましょう。