東京女子御三家

中学受験を控えた女の子のお子さんをお持ちの方であれば、東京女子御三家という言葉を耳にした事があるかみたいですよ。1980年代、男子御三家から派生するような形で、女子御三家が誕生したと言われています。東京女子御三家とは、桜蔭中学校・女子学院中学校・雙葉中学校を東京大学合格実績が多い学校としてひとまとめにしたものです。

最初の段階のうちは、桜蔭中学校。1924年に創立され、東京都文京区本郷が所在地となっています。勤勉な校風が特徴になります。中学3年の2学期になってしまった場合、自由研究(長期休みの宿題の定番ですよね)に取り組みます。毎年校内で全作品を展示し、要約本として1冊にまとめられます。テーマは社会問題(中には、一部の人しか知らなかったり、細部が知られていないような問題もあります)を取り上げた物が多く、すごくハイレベルな内容になっているようです。

次に、女子学院中学校。1870年に創立され、東京都千代田区一番町が所在地となっています。自由(自分で自分を制限しないことだと定義している方もいます)闊達な校風で、キリスト教主義(プロテスタント)が大きな特徴です。高い学力を追求すると共に、教育目標として「愛と思いやりの心を持って他者に仕える人間を育成する事」を掲げています。英語の授業は独自の教科書を使用しており、少人数制でネイティブの先生が担当しているのも魅力ですね。

そして、雙葉中学校。1909年に創立され、東京都千代田区六番町が所在地みたいです。キリスト教主義(カトリック)で、しつけに厳しい校風になるんです。校訓として「徳においては純真に、義務においては堅実に」を掲げています。語学教育を重点的に行っていて、中学3年からフランス語の授業も加わります。さらに、高校に上がると、英語またはフランス語の選択もできるようになるでしょう。また、全学年週1回宗教の時間も設けられているんです。それぞれ学校によって特徴としては異なりますので、しっかり比較して話し合った上で志望校を決めるようにしたいものですよね。